午前。 スマホの前に立つ。 通知は来ていない。 画面を点ける。 すぐ消す。 同じ動作をもう一度する。 親指が少しだけ重い。 肩が上がっているのに気づく。 息は浅いまま。 開かない選択をしてきた時間がある。 反応しないことで、距離を保っていた。 それが必要だったかは触れない。 画面は伏せたまま。 机との間隔も変えない。 この置き方が、まだ残っている。