午後、窓のそばに残る影

午後。
窓辺に立つ。
ガラスは閉まっている。
カーテンを少し引く。
戻す。
同じ幅で止める。
外の音が一つ入る。
すぐ消える。
指先が一瞬だけ冷える。
見送ることで守ってきた反応がある。
近づかない選択。
必要だったかは触れない。
窓と身体の距離はそのまま。
影の位置も変えない。
この配置が、まだ続いている。