午後。 机の端に、紙が一枚。 位置は朝と同じ。 椅子に腰を下ろす。 背もたれに体重を預けきらない。 足先だけが床に残る。 ペンを取る。 戻す。 音は立てない。 画面を一度見る。 視線を外す。 首の後ろに、わずかな重み。 以前から、こういう間を選んできた。 動かないことで保つ距離。 それが染みついているのかもしれない。 紙はずれない。 机との角度も変わらない。 この並びのまま、続いている。