夜。 部屋の灯りを一つだけ残す。 他は消す。 床に座る。 立ち上がらない。 同じ位置に重さが集まる。 壁に背中を預ける。 少し冷たい。 肩が一瞬だけ内側に寄る。 避けることで続いてきた反応がある。 踏み込まない距離。 それが必要だったかは決めない。 灯りの円は動かない。 床と身体の間隔も変えない。 この残り方が、まだ続いている。