朝の画面が立ち上がるまで

朝。
PCの前。
電源ボタンを押す。
ファンの音が先に出る。
画面はまだ暗い。
キーボードに手を置く。
指を動かさず待つ。
コーヒーの湯気が少し曲がる。
首の後ろが固まっている。
ログイン画面が出る。
文字列を打つ。
一文字だけ、確かめる。
以前から、こうして始めてきた。
先に決めないための間。
画面との距離。
椅子の位置はそのまま。
カーソルが点滅している。
この配置が、まだ残っている。