水曜の午後三時、カップの底が見える

水曜の午後三時。
窓際の机。
カップを傾けると、底が見える。

空調の音が一定で、
キーボードの触感だけが残る。
指は動いている。
進んでいる感じは、しない。

画面の端に通知。
読んだまま、閉じる。
閉じた理由は、考えない。

背もたれに体重を預ける。
床に落ちた影が、少し伸びる。
時間は進む。
私は、追いかけない。

ここで何かを書けば、
何かが決まる気がする。
決まらないまま、
一行だけ置く。

水曜は、
こうして形だけ残ることがある。

同じ感覚が続いている場所がある。